i*deal Competition 最終審査会レポート

技術やビジネスアイデアに溢れた5組のプレゼンテーション

審査員の挨拶が終わると、間をおかずに最終選考5組のプレゼンテーションが始まった。

「既存紙メディアと最先端スマートフォンが融合する新しいメディアプラットフォーム
 The Next 5th generation media convergence technology!!」Content Idea of ASIA co.,ltd CEO 小野田達哉氏

“第5メディアコンバージェンス”を謳ったのが、Content Idea of ASIA小野田氏だ。第1がテキスト、第2が音声、第3が映像、第4がデジタル、そして第5は、スマートフォンやプリントメディアなど、デジタル/アナログの壁を超えた「ボーダーレスなメディア」が出来るのではないか? というのが小野田氏の主張だ。

小野田氏がプレゼンテーションしたのは、一見QRコードのように見える3次元コード「PM-Code」だ。PMとは、Paper Memoryの略。同社が開発し、特許出願もしている三次元コードであり、すでに新聞紙面での実証実験も行なわれている。小野田氏や同社の資料によれば、従来の二次元コードのX、Y軸に対してZ軸情報を色情報で表わすことで、大容量化を実現したという。

PM-Codeのアルゴリズムを図解。色情報が重ね合わせられることで、大容量が実現される。
色だけではなく、形の違いなどを取り込んで6軸化すれば、理論上はTB級の情報を表現できる。

仕組みの解説を終えた小野田氏は「世界初!PM-Code内データ取得 AR表示!!」と銘打ったデモを行なった。

PM-Codeを印刷した紙にAndroid端末をかざすと、その場でとある人物の写真が表示された(写真にはモザイクをかけています)。

デモではまた、描いた絵をPM-Codeに変換する「Feel Sketch」と、そのデータを読むことができる「Feel Sketch Browser」も“いまかきえーあーる!!”と題して公開された。

PC上のFeel Sketch上で描くと、Feel Sketch BrowserがインストールされたAndroidで読めるようになる

PM-Codeは、本年中にはiPhoneへの対応を果たし、11年には大容量の4軸モデルを出したいとのことだ。ビジネスモデルとしてはライセンス料金による収益を考えている。国内では、すでにキャリアにライセンスを発行しているほか、海外からも引き合いがきているという。たとえば将来、デジタルブックといった展開も考えられるし、缶コーヒーに印刷されて「缶コーヒーがメディアになるかもしれない。それが第5世代メディアだ」(小野田氏)。