2010年3月10日、ついにi*deal Competition 2010の最終審査会が開催された。昨年に引き続き今年は約200人近くが参加する会となった。その聴衆の前で、最終選考まで勝ち上がった5組の応募者がプレゼンテーションを行なった。
既報のとおり、最優秀賞はProject LRの「新たな読書体験とビジネスを創出する、電子書籍のアイデア(Layered Reading)」と、グレップファインド 代表取締役 斎藤幸士氏による「FICCLe―アクティビティが伝搬するソーシャル・プラットフォーム(人とWebとの新たな関係)」の2つが受賞。さらにProject LRは新設されたティーガイア賞まで獲得するダブル受賞という波乱の展開となった。
ここではまず、審査会冒頭で行なわれた審査員の挨拶のようすから、5組のプレゼンテーション、そして基調講演から選評までの模様をお伝えしたい。
5人の審査員が、i*deal Competition 2010への期待を述べる
アスキー総合研究所 所長 遠藤諭氏
ネットとメディアについて「MCS 2010」という調査を行なったが、その中でiPhoneユーザーからMacユーザーを除いた層(非MacのiPhoneユーザー)は、20代が一番多い。また、キャリアアップ志向で、デートもしている。モバイル世代は明るいなと思う。プレゼンを楽しみにしている。
ITジャーナリスト 林信行氏
今年は、日本のすべてのキャリアがAndroid端末をリリースする。ハード、ソフト、キャリアのいずれも激戦の年だ。来年はモバイルの世界も変わってくるだろう。(こうした時期に)アイデアを目にできたのは、貴重な機会だと思う。
ティーガイア 代表取締役社長 宮崎重則氏
今年はAndroid元年。各社が端末を出す。その展開、販売をどうしていくか考えている。我々は携帯電話販売で大きくなった会社だが、新規ビジネスを展開していかないといけない。Android元年は、新しいビジネスを推進するにはいいタイミングだと思っている。
三井ベンチャーズ/エム・ヴィー・シー 代表取締役社長 大泉克彦氏
日本は元気がないと言われているが、多数の応募をいただき、今日は厳選された5つの作品が紹介される。次の新しいモバイルのスタイルと、新しいビジネスの芽が出ることを期待している。新しい日本のモバイル文化を発信していってほしい。
ソニー 技術開発本部 企画部 統括部長 大西完司氏
米国で20年前にアナログのサービスが開始された時から携帯電話に関わってきた。先日もMobile World Congress 2010に行ってきたが、端末の勝負だけではなく、Android Marketに似たマーケットを、各端末メーカーが提供することになっており、サービス競争に入ってきたと思う。今日は楽しみにしている。