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特集 ―iPhone × Android頂上対決―

iPhoneが起こしたコンバージェンス

「みんなiPhoneをコンピュータとして捉えている」――遠藤
「グローバルな市場で勝負」――丸山
「MSXのような展開であればAndroidがいい」――林

遠藤

アスキー総研で「iPhone利用者実態調査」というのをやったときに分かったのですが、ほとんどの利用者がiPhoneを完全にコンピュータとして捉えていて、何でもできちゃうと思っている。

最近、東京ゲームショウで大手ゲームメーカーの方々をゲストに講演をし、そのとき話したことなんですが、iPhoneのApp Storeには、これまで携帯電話ゲームとして展開されていたものもたくさんあれば、Mac用ゲームとして出ていたものもたくさんあります。その一方で、最近では携帯型ゲーム機から移植されるゲームも急速に増えつつあります。
これまでバラバラだった携帯ゲーム、パソコンゲーム、ゲーム機のゲームという3つのソフトウェア市場のコンバージェンス(融合)がここ(iPhone)で起きているんですよね。

さらにひいて全体図を見てみると、これはゲームの世界のコンバージェンスだけではなくて、ゲーム、携帯電話、テレビ、出版などのすべてが、この(iPhoneの)上でコンバージョンしてきている。融合してきている。

遠藤

Androidはどうなのですか?

丸山

同じですよ。その点では、後追いだから同じことになると思う。僕が、iPhoneに学べっていうのはそういうこと。

Androidのほうが、それぞれのライフスタイルに合わせてオプティマイズがしやすいですよね。iPhoneはすごくいいんだけど「オレはゲーマーだから、ゲームの機能が優れているものが欲しい」という人向けのゲーム機能重視端末とかができる。MSXの時代には、「ヤマハのMSXだけ音楽機能が優れている」とか、ありましたよね? ああいった展開ならばAndroidのほうがいい。

丸山

コントローラ付きのAndroidとかね。

ゲーマー仕様でね。

丸山

僕らは“100ドルケータイ”っていって、発展途上国でもガンガン売れるのをターゲットにしている。

そういう意味では、iPhoneとAndroidの対抗の主戦場は、日本ではない。グローバルなマーケットでの勝負。そういう意味では、当面は、中国市場に注目しています。

遠藤

いまは日本は違うけど、チップを買ってくれば、普通の携帯電話に関しては、ほとんど金がかからなくなっていますよね。

丸山

それもAndroidだからですよ。

遠藤

Androidは、いよいよそれを顕在化させる構造であると。どちらも、ネット時代の新しい端末と点においては同じ方向といえるかもしれません。